玄米を3〜4日程度寝かせて作る寝かせ玄米(酵素玄米)。
栄養価が高く、アンチエイジングやダイエット効果も期待できるので、健康的な食事をしたい人やダイエット中の方に非常におすすめです。
寝かせ玄米を作るとなると少し手間がかかる上に、やり方を間違えると美味しく出来なかったり、最悪腐敗させてしまうことがあります。
そこで、
- 失敗しない寝かせ玄米の作り方
- よく起こる失敗
- 失敗の原因と対処法
この3つについてまとめました。
これから寝かせ玄米を作る方、実際にやってみて失敗してしまった方はぜひ最後まで読んでいただければと思います( ◠‿◠ )
寝かせ玄米とは?という方はこちらの記事をご覧ください▼
- 寝かせ玄米の作り方が知りたい
- 寝かせ玄米の失敗事例が知りたい
- 寝かせ玄米が失敗してまった時の対処法が分からない
目次
失敗しない寝かせ玄米の作り方
何度も作ってみて感じたこと…
寝かせ玄米は、ただ玄米を炊いて保温しておけば美味しく出来上がるものではない!
作り方や炊き上がりの後の管理方法で腐敗してしまったり、美味しく出来上がらないことが多々あります。
でもこの記事を読めば大丈夫。
これから、寝かせ玄米の正しい作り方と美味しく炊くためのポイントをご紹介していきます。
寝かせ玄米を作るための材料
〈材料〉
- 玄米 4合
- 小豆 大さじ2
- 天日塩 小さじ1
- 水(ミネラルウォーター) 750ml
炊飯器で寝かせ玄米をおいしく作る方法
<作り方>
- 玄米と小豆を合わせてボウルに入れ、洗う。
- 洗った玄米と小豆に水を分量分入れて一晩浸水させる。(最低でも1時間以上)
- 一晩水に浸したあとは天日塩を加えて混ぜる。
- 炊飯器の玄米モードで炊飯する。
- 炊きあがったら、かき混ぜそのまま3日~4日保温して完成。
①玄米と小豆を合わせてボウルに入れ数回洗う。
玄米を洗う1回目にはミネラルウォーターを使い、玄米は両手で擦り合わせるように洗います。
その後、さらに泡立て器でも混ぜて洗う。
〈美味しく作るポイント〉
お米は1回目に洗う時が一番水分を吸水すると言われています。
お米についた汚れも水と一緒に吸水する可能性があるので、
一回目に水を入れる時は素早く、かつ綺麗なミネラルウォーターを使うのがおすすめ。
玄米を洗う際に泡立て器を使う理由は、玄米の表面に傷をつけ吸水させやすくし、出来上がりを柔らかく美味しくするためです。
②洗った玄米と小豆に水を入れて一晩浸水させる。
浸水する時間は最低でも1時間。
できれば7〜8時間は浸水する方が美味しく出来上がります。
浸水させる水もミネラルウォーターを使い、冷蔵庫で保管。
〈美味しく作るポイント〉
美味しく作るには浸水時間がとても大切になってきます。
玄米にはぬか層と呼ぼれる種皮が残っているので、白米よりも水分の吸水率が低い。
出来るだけモチモチとした玄米を作りたければ、一晩は浸水するのがポイント!
冷蔵庫で浸水させるのは玄米、水共に腐らせないためです。
発芽玄米にするためには夏場は1〜2日、冬場2〜3日浸水させます。
③一晩水に浸したあとは天日塩を加えて混ぜる。
※一晩寝かせた玄米は水分をほとんど吸い込み膨張した状態になります。
塩を使わず炊き上げることは可能ですが、塩を入れることによって玄米に含まれるカリウムの苦味を消し、ふっくら美味しく炊き上げることができます。
〈美味しく作るポイント〉
塩は天日塩などの天然の塩を使うようにしてください。
天然の塩の方が、塩の効果を発揮しやすいと言われています。
④ボウルから炊飯器に移し玄米モードで炊飯する。
より美味しく作るには圧力鍋がおすすめです。我が家は圧力炊飯IHで代用しました。
⑤炊きあがったらかき混ぜそのまま3日~4日保温し完成!
保温は炊飯器で行い、保温の温度は72〜74度で保つ。
1日1回は清潔なしゃもじで天地をひっくり返すよに下から上によくかき混ぜるようにします。
〈美味しく作るポイント〉
3日〜4日保温し続けるため、場合によっては腐敗する可能性があります。
乾燥や腐敗を防ぐために1日1回はかき混ぜ温度はしっかり保つようにしましょう。
もし、ベチャベチャと指でお米が簡単に潰れる場合や腐敗臭がしたり、糸を引くようなら腐敗してしまっている可能性が高いです。
【寝かせ玄米1日目】
【寝かせ玄米2日目】
【寝かせ玄米3日目】
写真だと分かりにくいですが、徐々に色が濃くなってきます。
今回は3日間寝かせてみました。
やはり白米と比べると多少の食べにくさはありますが、美味しい寝かせ玄米ができました。
玄米オンリーではどうしても食べにくい場合は、2/3白米、1/3は玄米と割合を変えるとさらに食べやくなりますよ〜。
余った寝かせ玄米のおすすめ保存方法
3日〜4日間保温しながら少しづつ食べていき、5日目には食べ終わるのが理想です。
余ってしまった場合は、一食分ずつラップに包んで冷凍保存がおすすめ。
冷凍保存したとしても鮮度は落ちているので、美味しく食べ終わるためには出来るだけ早く食べ終わることをおすすめします。
これは失敗?寝かせ玄米の失敗例とその対処法
以下のようになってしまった場合は失敗している可能性が高いです。
対処法も併せて紹介しています。
失敗しているのかよく分からない場合は、ぜひ参考にしてみてください。
<寝かせ玄米の失敗例>
- 浸水時に腐敗臭がする
- 炊き上がりがパサパサしている
- 炊き上がりが糠(ぬか)臭い
- 炊き上がりが柔らかすぎる
- 保温しているとパサパサしてきた
- 保温しているとベチャベチャとしていたり糸を引いている
浸水時に腐敗臭がする
玄米を水に浸す工程で腐敗してしまった可能性があります。
腐敗臭→食べ物が腐ったようなツンとする匂い
正常な匂い→イースト菌のような、不快に感じない甘酸っぱい匂い
〈対処法〉腐敗させないようにするには…
- 浸水は冷蔵庫で行う(特に夏)
- 1日以上浸水する場合は半日に一回は水を交換する
- 専用の発芽玄米器を使う
- 炭を入れる
炊き上がりがパサパサしている原因と対処法
玄米がしっかりと水分吸収できていないことが原因。
〈対処法〉炊き上がりがパサパサにならないようにするには…
- 浸水時間を長くする
- 泡立て器を使い(攪拌)、玄米の表面に傷をつけることで吸収率を上げる
- 炊飯の際に入れる水の量を増やす
- 炊飯の際に塩を入れて水分吸収率を上げる
- 炊飯器に玄米モードがあれば玄米モードで炊く
炊き上がりが糠(ぬか)臭い
玄米の鮮度の悪さや洗米不足が考えられます。
〈対処法〉糠臭さを抑えるには…
- できるだけ鮮度の良い玄米を使うようにする
- しっかりと洗米する
炊き上がりが柔らかすぎる
3日保温しても玄米が柔らかすぎると感じる場合は、吸水・浸水の時間が長すぎたか、炊飯の際の水が多すぎが原因です。
〈対処法〉適度な硬さの炊き上がりにするには…
- 浸水時間を短くする
- 炊飯時の水量を減らす
保温しているとパサパサになってきた
保温していてパサパサしてくるのは、玄米の水分が蒸発したことが原因です。
保温の温度が高すぎるのかもしれません。
〈対処法〉保温中にお米を乾燥させないためには…
- 1日1回は清潔なしゃもじでしっかりとかき混ぜる
- 炊飯器の保温温度は72〜74度で保つようにする
- 炊飯釜に接する面を小さくする
保温しているとベチャベチャしてきたり、糸を引いてきた
腐敗してしまっている可能性が高いです。
〈対処法〉腐敗を防ぐには…
- 1日1回は清潔なしゃもじで天地をひっ繰り返すように下から上にしっかりと混ぜる
- 保温の温度は72〜74度で保つ
- 炊飯器の蓋は必ず閉めておく
夏場は腐敗してしまうタイミングが多いので、特に注意が必要です。
対処法や作り方のポイントをぜひ参考にしてみてください!
まとめ
健康的な体、綺麗な肌、疲れ知らずの体、それらを作るのも食事。
毎日食べるものだからこそ体に良いものを摂りたい。
そんな思いで食べ始めた玄米ですが、すっかりハマってしまいました。
玄米を食べたことがない人も、食べ慣れている方もぜひ寝かせ玄米に挑戦してみてほしいです。
寝かせ玄米をもっと気軽に手軽に食べたい、家族で自分だけが寝かせ玄米を食べる場合などは寝かせ玄米パックもおすすめです。
美味しくて電子レンジで温めるだけで食べられます。
寝かせ玄米パックを詳しく紹介している記事はこちら▼
寝かせ玄米を使った簡単レシピをまとめた記事はこちら▼
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【この記事を書いた人】
シンプルで丁寧な暮らしを楽しむ主婦。暮らしをシンプルにする方法を日々模索。暮らしの工夫や子育てのこと発信しています。
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